アマゾンビデオで、ビデオゲームの歴史をひも解くドキュメンタリー映画を見たのだが、全然歴史をひも解けてなかったぞ...。
というわけで、『ビデオゲーム THE MOVIE』というドキュメンタリー映画を見たのですが、全然まとまっていませんでした。
ですが、期待できる部分もあったので、私が見た感想をまとめたいと思います。
たった101分で40年の歴史
この映画は、様々なゲーム開発者、ゲームプレイヤーにインタビューをしてゲームの歴史をひも解くという映画になっています。
ですが、短期間で急成長を遂げてきたゲーム業界を、たった101分でまとめられるわけがないです。
この40年間で、様々なゲームが登場してきました。ですが、この映画で紹介していたのは、アタリとか任天堂、ソニーくらいでした。
で、アマゾンのレビューに書いてあった言葉を引用しますが、「タイトル表紙のキャラクター16人中10人も知らないならスルー推奨」です。
なんせ情報量が少なすぎるので、知らないゲームが絶対に多いはず。(自分でも5人知らない)
もちろん、ゲーム開発者たちのレベルは高かったのですが、結局この映画は何が言いたいの?って最終的になってしまうんです。
しかも、ゲームをそこまで知らなそうな方たちも登場しますが、その人を登場させるくらいなら、もう少ししっかりしたゲーム開発者にインタビューした方が良かったんじゃないの?と思います。
ドキュメンタリーって、普通何かしっかりとした目的があって、ドキュメントするわけじゃないですか。
ですが、この映画は、いろいろなゲーム開発者達のインタビューを、ただ並べただけであって、やはり目的がはっきりしていないんです。
低クオリティーと言えばいいのでしょうか?
上手く話を繋げられていないので、こんなゲームもあったような...としか思えないです。
完全にゲーマー向け
さっきから、目的がはっきりしていないといいましたが、一応このドキュメンタリーが言いたかったことは分かります。
それは、ゲームは悪いものではないということ。
『人は、暴力表現のあるゲームを遊んだせいで暴力的になると言われていますが、暴力シーンが入っている映画を見るなといったことはありますか?』
みたいな質問をしているのですが、結局は見ている人がどう思っているかが問題だと思います。
たぶん、ゲームを批難している人は、この映画を見ても気持ちは一切変わらないでしょう。なんせ理由が明確になっていないから。
他には、フェイスブックとゲームを比べて、「私は同じようなものだと思います」と言っていましたが、理由が『人と人をつなぐから』というだけなので、絶対にゲームを批評している方は心変わりはしないでしょう。
無理やりゲームと現実を繋げすぎなんじゃないかな~と、正直思ってしまいました。
映像は文句なし
映像は、何も言うことはありません。
ゲーマーは、絶対に楽しめることでしょう。正直、私も映像はワクワクして見られました。ですが、内容がまとまっていなかったので、残念です。
昔のCMなどの映像も細かく映っていたので、面白いです。
SEGAが任天堂を侮辱したCMが、海外で放送されていたことは知っていましたが、まさかそんなハッキリ侮辱しているとは...。みたいな感じで、自分の知識と映像を照らし合わせながら映像を楽しみました。
あとは、ゲーム開発の現場の映像ですね。私、ゲーム開発の現場を見るのがすごい好きで、特にPCなどの機材がずらっと並んでいる中でプログラミングをしている感じのところが、小さいころから大好きなんです(伝わるかな~)
その思いにちょうど合った映像が流れていたので面白かったです。
今後に期待
この様なゲームを題材にしたドキュメンタリーは、私は初めて見たので、少し期待しました。
もし自分がゲームを題材にしたドキュメンタリーを作るなら、『地球ドラマチック』みたいな感じで、何回にも分けて作成しますね。
その方が、よりゲームを知ってもらえますし、ゲームに対する疑念が晴らされると思うからです。
残念ながら、『ビデオゲーム THE MOVIE』はクラウドファンディングで資金を集めて作成した映画なので、続編は出ないと思います。
ですが、この様なゲームを題材にし、ゲームの楽しさを知ってもらえるような映画、またはテレビ番組が登場してくれることを、私は期待しています。
これからに期待!

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