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スイッチ版『DELTARUNE Chapter 1』レビュー/ネタゲーと王道を両立した謎が深いRPG

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ファン待望の続編

クラウドファインディングから誕生したUNDERTALE。開発者のトビー・フォックス自身が作曲家だったため、UNERTALEの曲はかなり有名な物が多い。キャラクターも個性豊かで、わりとネタ要素も多い。

ゲーム中には存在しない裏の存在「ウィングディン=ガスター」や、最恐の敵「キャラ」の存在などが謎なため、考察のしがいがあるゲームの一つでもある。

そんなRPGの続編が、遂にスイッチに登場したのだ。その名は『DELTARUNE』。UNDERTALEの一部場面で語られる、ある伝説の呼び名と完全に一致する。

今作は、まだ完成していない。だからこそ、期待は膨らむのだ。

その後の物語か、パラレルワールドか

今作には、UNDERTALEに登場したキャラクターがほぼそのままDELTARUNEにも使われている。これは、簡単にゲームを作るためではなく、何かしらUNDERTALEとの関係があるということを示している。

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ゲームスタート時から、謎多き言葉


上の画像に写っている「自分が何者になるか・・・ この世界では誰も選ぶことはできない。」という言葉が発せられるため、このストーリーは何者かに操作されていることが判明する。


これはおそらくUNDERTALEのGルートをクリアした後のPルートの続きの物語だと考えることができる。Gルートをクリアすると、主人公自身が元凶だったことが判明し、その後にPルートをクリアすると、地上世界に出た後に世界をリセットしてしまう。

そのため、DELTARUNEではモンスター達は地上世界には出ることができたが、UNDERTALEでの記憶を失くしてしまったと考えることができる。


だが、ここで引っかかることがある。UNDERTALEでは地上世界に人間、地下世界にモンスターがいると言っていた。だが、DELTARUNEの地上世界には、人間は主人公だけしか存在していない。他は全てモンスターになっている。ということは、これはパラレルワールドなのか?


とまあここで考察は置いといて、本題のレビューに入る。

UNDERTALEを遊んでいないとストーリーがこんがらがる

ということで、UNDERTALEを遊んでいない方はUNDERTALEを遊んでから出直してこい!なんて言うと批難されると思うからそこまでは言わないが、DELTARUNEを遊ぶ前にUNDERTALEを遊んでおいた方が絶対に良い

スイッチ版では、ゲームを始める前に、あなたはUNDERTALEを遊んだかという質問をされる。

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もちろん自分は何時間も遊んだので問題はないのだが、これだけトビー・フォックスがUNDERTALEのストーリーを知っておいてほしいと思っているのだ。


素直に遊んであげよう。ゲーム全体で見たら、UNDERTALEのストーリーにはそこまで関連性がない。だが、物語のラストが一番重要なのだ。

このゲームは、まだ完成していないストーリーの第一章のため、ここが重要とは言いにくい。だが、ラストは誰もが驚くはずだ。


てな感じで、今度こそ本当にレビューに入る(前置きが長くてすいませんm(_ _"m))

3人の冒険で、戦闘システムが変化した

最も変化したところは、おそらく戦闘システムだろう。今作は、3人で冒険を進めていく。

全くしゃべらない主人公と、暴力的だけど本当は優しいモンスターと、性別が顔からはイマイチ読み取りにくい魔法使いが戦いを繰り広げる。ある意味個性豊か。


フィールド上にいる敵に触れるとバトルがスタートする。UNDERTALEでは、フィールドを歩いていると突然敵キャラが現れるため、いつ敵との対戦が始まるか分からなかった。なので、この仕様は自分的には嬉しい。

まあ、UNDERTALEのシステムも、いつ敵が現れるのかが分からない緊張感があって昔のRPGのようで面白かった。

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敵を逃がすことができるシステムは、UNDERTALEとそこまで変わらない。敵を弱らせるか、ある特定の行動をするか、今作特有の「魔法」を使うことで敵を逃がせるようになる。


もちろん、それだけ戦闘システムは複雑になった。攻撃するときは、右から流れてきた棒が真ん中にくるタイミングでボタンを押すのだが、これも複雑になった。一度に三人分の攻撃をしなければならないため、クリティカルを出すことはタイミング的にかなり難しい。


しかも、魔法やキャラクター特有の行動をするときは、TPというものが必要になった。よくRPGで魔法を唱えるときにMPが必要になるように、DELTARUNEではTPが必要になる

TPは、敵の攻撃をギリギリで避けたり、ターンが進んでいくことで溜まっていく。けれど、自分が遊んでみて感じたのは「TPはそこまで必要ない」ということだ。


自分は、敵を一切倒さないでクリアすることを目標にしていたため、魔法はほぼ使わなかった。だが、DELTARUNEのGルートを目指すのならばかなりTPを消費するはずなので、ギリギリで攻撃を避けるのに慣れておいてもいいだろう。


操作できるキャラクターが増えたことで操作が複雑化するのは仕方がないことなのだが、操作が複雑になったことにはかわりないため、ちょっと残念だ。


だが、スティック操作のため、敵の攻撃を避けるのはPC版と比べてかなり楽になった。PC版では、キー操作のため、斜め移動が難しかった。今作の敵の攻撃は「避ける」ことが重要なため、かなり操作は難しい。

そんな中、スイッチ版ではスティック操作で格段に遊びやすくなっているため、UNDERTALEを遊んだことがなく、避けるという動作に慣れていないかたは、スイッチ版から始めることをおススメする。

移動システムが改善された

この移動システムの改善は、おそらくUNDERTALEでの失敗があってからだろう。UNDERTALEでは、ステージの移動は歩くことしかできない上に、RPGでよくある「ワープ(一瞬で他の場所に移動できる)」が特定の場所でしか使えない。そのため、移動時のストレスは半端なかった


だが今作は、「走る」という機能が追加されたため、フィールドを縦横無尽に駆け回ることができる。しかも、ある程度ストーリーを進めると、謎の扉で今まで訪れたフィールドを行ったり来たりすることができるようになった。この改善は、かなり嬉しい。


走る機能が追加された代わりに、謎解きでも走る動作を必要とするため、謎解きがより難しくなった。だが、めちゃくちゃ難しいというわけではなく、ちょっと考えれば簡単に解けるレベルだ。

無料なのにやり込み要素満載

今作の特徴と言えば、やり込み要素が多いということだろう。ゲームの終盤に、地上世界を少し冒険することができる。


モンスターとの会話を楽しむのもよし、隠し要素を見つけるのもよしなので、最後までプレイヤーを楽しませてくれる。

つまり、細かいところまで作り込まれているということ。今まで通りかかった場所にもう一度行ってみると、色々と変化が見えて面白い。


しかも、あるカギのかけらを集めてある場所に行くことで、今作の隠しボスと戦うことができるようになる。「カオスだね~( ´∀` )」なんて言いまくってる気違いと戦うことができる(笑)しかも、隠しボスなりに結構強い。こいつを倒せたら、一人前のゲームプレイヤーだ。


こうなると、Chapter 2の内容もとても気になるところ。DELTARUNEの完成まであと7年はかかると言われているため、発売された頃にはすでに新しいゲーム機が発売されているだろう。


こんなに長い期間、ゲームの発売を待ち望む経験はこれが初めてになるかもしれない。だが、その分期待も高まっていく一方だ。


Chapter 2は、自分たちの予想以上に楽しめるゲームであることを願いたい。そして、DELTARUNEの完成の日が来るまで、自分はずっと待っている。

www.deltarune.com